交通事故被害者

学生の逸失利益の計算方法

年収が計算できない学生の場合は、逸失利益はどのようにして計算されるのでしょうか?

学生は全年齢の平均賃金で計算する

逸失利益は過去の収入から「基礎収入」を計算しなければ逸失利益を割り出すことができません。しかし、まだ就労を開始していない学生は、基礎収入を計算することができず、また将来どのような職種につくのか、どの程度の収入を得るようになるのかが定まっていません。

そこで、学生の場合は将来の収入を平均的にシュミレーションして基礎収入を定めます。その基準となるのが、賃金センサスです。賃金センサスは、学歴・産業・性別・年齢などのジャンルごとの統計か割り出されていて、これを逸失利益の基準とすることが一般的です。

賃金センサス

大学生男子の場合は、大学卒の「全年齢」「性別」を基準とすることができます。ただし、高校在学中で大学進学が決まっている場合は、「高校卒」ではなく「大学卒」を基準にするケースもあります。

個人の能力は考慮されるのか?

賃金センサスでは、高校卒や大学卒という基準しかなく、個人の能力別の基準はありません。そこで問題となるのが、例えば医学部の学生も同じく「大学卒」全年齢の平均で逸失利益が計算されてしまうということです。実際に裁判でこれより高い逸失利益を主張されるケースが珍しくありません。

逸失利益の計算方法

逸失利益には「後遺症逸失利益」と「死亡逸失利益」があり、それぞれ計算方法が異なります。どちらも、上記の賃金センサスを基準として計算されます。

後遺症逸失利益

後遺症逸失利益の計算方法はこちら

図 後遺症逸失利益 = 基礎収入 × 労働能力逸失率 × 労働能力喪失期間によるライプニッツ係数

基礎収入の部分に賃金センサスを基準とした数字が入ります。

後遺症逸失利益計算方法の詳細はこちら

死亡逸失利益の計算方法

図 基礎収入 × 就労可能年数に対するライプニック係数 × 1-生活費控除率

基礎収入の部分に賃金センサスを基準とした数字が入ります。

死亡逸失利益計算方法の詳細はこちら

学生の逸失利益の判例と事例

私大医学部四年生の死亡による逸失利益につき、賃金センサス企業規模計、医師(男子)25歳~29歳の平均賃金を基礎とした事例(名古屋地判平成11年5月31日)

学生の逸失利益計算においては、このように個別に具体的な事情が有利に影響するケースがあります。原則としては賃金センサスをもちいて計算されますが、裁判では個別の能力も考慮されて大幅に逸失利益が増額するケースが珍しくありません。

お子さんの逸失利益に納得がいかないという場合には、一度弁護士に相談してみてください。損害賠償が大幅に増額される可能性があります。

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