死亡事故に遭ってしまった遺族は、「過失割合」または「示談金」で双方の妥協点が見つからなかった場合に、裁判を検討します。もしくは、話し合いをせずにいきなり裁判に持ち込む場合も少なくありません。死亡事故での裁判の流れと、事例について見ていきたいと思います。
死亡事故は一般的に裁判で解決する
死亡事故となると、賠償金が高額となるため、示談交渉ではなく裁判で解決することが一般的です。示談でない理由は、裁判で長期化するデメリットよりも、高額な賠償金を受け取るメリットの方が勝っているためです。死亡事故は裁判にした方が、最終的に得られる利益が大幅に上がります。
大幅に上がる理由として、賠償金を算定基準が、保険会社と裁判で異なるためです。保険会社基準より裁判基準の方が、賠償金が高く算定されるため、示談金で受け取るよりも裁判にした方が利益が高くなるのです。そのため、死亡事故のような賠償金が高額となる案件は、裁判での解決が一般化されています。
裁判から解決までの流れ
- 弁護士に相談
- 提訴
- 論争整理
- 和解協議
- 判決
- 控訴・上告
この流れで裁判が行われ、解決されます。
詳しくは裁判から解決までの流れをご覧ください。
弁護士の選び方と費用
弁護士には、いろいろな分野の弁護士がいますので、交通事故の場合は、「交通事故を専門としている弁護士」を選んだ方が勝手が分かっているため有利と言えるでしょう。そして、二番目に重要なのが、「弁護士と話しやすいか?」という点です。裁判勝利のためには弁護士との連携が必要不可欠となります。そのため、話しづらい弁護士に依頼してしまうと、連携がとれず、依頼者がストレスを感じてしまうこともあるでしょう。依頼者からして弁護士が自分と話しやすいか?という点も重視して選ぶことをおすすめします。
弁護士の費用は、「相談料」「着手金」「成果報酬」の3つがあります。着手金とは依頼した時点で発生するお金です。最近は、「相談料無料」「着手金0」「成功報酬型」の弁護士も多くなっており、当サイトがご紹介している弁護士も「成功型」の料金体系となっています。そのため、解決までは費用がかからず、判決で決まった賠償金額の数パーセントを弁護士費用としてお支払いします。もし弁護士選びで検討されているなら、このような弁護士に一度相談してみてはいかがでしょうか。