傷害慰謝料と後遺症外慰謝料の2つは聞いてことがあるけど、どのような違いがあるのでしょうか?また、2つの慰謝料を受け取ることは可能なのでしょか?
傷害慰謝料とは?
傷害慰謝料とは、症状固定する前の「入通院慰謝料」の事です。したがって、症状固定されたら支払われなくなります。また、人身事故ではなく、物損事故の場合には受け取ることができません。入通院慰謝料の算定票は、入院慰謝料票をご覧ください。
後遺障害慰謝料とは?
後遺障害慰謝料とは、後遺障害等級が認定された場合に補償される慰謝料です。後遺障害慰謝料は等級によって補償される基準があります。後遺障害慰謝料料をご覧ください。
2つの慰謝料を受け取ることは可能?
傷害慰謝料と後遺障害慰謝料は全く別物と考えることができるため、これら2つの慰謝料を同時に受け取ることが可能です(ただし、後遺障害等級を得られた場合)。
相手の態度が悪いことへの慰謝料は?
加害者の対応が悪いため精神的苦痛を感じているので慰謝料を増額したいと考えている場合は、慰謝料の増額はあり得るのでしょうか?原則として、このような場合は慰謝料の増額は認められません。ただし、これが原因で治療期間が延びたと認められた場合にのみ傷害慰謝料が増額されるケースがあります。
将来の不安に対する慰謝料は?
傷害慰謝料ではこのような不安に対する慰謝料は支払われません。後遺障害が残ってしまった場合は、このような不安に対する慰謝料を後遺障害慰謝料に含み受け取ることができます。