交通事故の被害に遭った際に、加害者側の保険会社に対して有利に示談交渉を進めるにはどのような対策が必要でしょうか?
示談交渉を有利に進める3つのポイント
- 事故の証拠集め
- 必要書類を集める
- 示談交渉に挑む心構え
- 弁護士に示談交渉を代行してもらう
保険会社との示談交渉に臨むには、証拠と心構えが大切です。
証拠集め
事故の証拠は人身事故の場合は警察が実況見分を行います。これは一番強い証拠となりますが、被害者または遺族が独自で集めた証拠も示談交渉や裁判の役に立ちます。具体的には、目撃者へ連絡先を聞き言質を取ることや、ブレーキ痕や当事者同士の車両の傷、血痕の写真が証拠として提示することができます。中でも目撃者の言質は強い証明力となります。これらの情報を集めることで示談交渉で不利になることなく交渉を進めることができます。
必要書類を集める
示談交渉の前に必要書類を用意しておくと交渉がスムーズとなります。交渉に必要となる書類はこちらです。
事故の発生や状況に関する書類 |
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交通事故証明書 |
事故発生状況報告書 |
身体に受けた損害に関する書類 |
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診断書 |
後遺障害診断書 |
死亡診断書 |
損害賠償額を証明する書類 |
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診療報酬明細書 |
領収書 |
給与明細書または源泉徴収票 |
休業損害証明書 |
納税証明書または確定申告の写し |
身分を証明する書類 |
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戸籍謄本 |
除籍謄本 |
示談交渉に挑む心構え
示談交渉に挑むには、証拠と心画面が大切です。心構えのポイントは3つあります。
- 保険会社を必要以上に恐れない
- 提示された示談金が低い場合には強い姿勢で応じる
- 冷静な対応を心がける
示談金とは、保険会社が決めることではなく、加害者側と被害者側の合意でもって決定する金額となります。そして、被害者は賠償を損害してもらう権利があります。そのため、提示された示談金が低い場合には、強気で挑むことが大切となります。ただし、感情的になりすぎて、必要以上に強気で挑むと保険会社に不信に思われて交渉が進まなくなる事態となるため、冷静な対応が必要です。感情的にならず、示談金に対して納得がいかないという姿勢で挑みましょう。
弁護士に示談交渉を代行してもらう
示談金交渉には、保険と法律の知識がないとそれだけで不利になってしまいます。また、示談交渉で治療に専念できなくなってしまうと本末転倒です。このような事態を避けるためにも、弁護士に示談交渉を代行してもらうことも検討してみましょう。弁護士に示談交渉を任せることで、賠償金が倍以上に跳ね上がることも珍しくありません。賠償金が高くなる場合には、弁護士に代行してもらうことをおすすめします。